子どもにとって良いおもちゃを与えてあげたいと思うと、つい、高価なものや、手作りでもとても手間のかかるものを与えてあげなきゃいけないと考えてしまうことがありませんか?
実は全くそんなことはありません。
100円均一で揃うものでも、とても楽しく、子どもにとって学びのある玩具を作ることができます。
ただし、玩具用に作られているもの以外は、当たり前ですが乳幼児向けの安全検査、審査に通っていない製品です。
使う時には必ず目を離さないようにし、子どもがそれを口に入れないよう気をつけましょう
色々な素材に触って楽しむ時期
一歳児は色々な素材に触って楽しむことが望ましい時期です。
色、形、音、触り心地など様々な刺激を受けることで脳にもいい影響を与えます。
今回は百均でそんな色々な色、形、音、手触りを感じられるような玩具の作り方をご紹介します。
用意する材料と作り方
100円均一でつくる知育玩具の一例をご紹介します。
玩具一つ一つですと無くしたり口に入れやすかったりするため、まずは以下のような穴の空いたボード、有孔ボードを用意します。

これに、色々なものをひもや結束バンド、接着剤などでくっつけていきます。
接着剤はボードとものが密着する部分だけにして、子どもの口に入るような箇所に使うのはやめましょう。
このボードにつけるのは、以下のような物がおすすめです。
リボン・紐
穴を通してから端と端を合わせて結ぶだけでつけることができます。
様々なリボンと紐で、材質の違いが楽しめます。
洗濯ばさみ
リボンや紐を使って、ボードと洗濯ばさみを結び、有効ボードを洗濯ばさみで挟んだり外したりできるようにすると、月齢が高くなった時につけ外しをを楽しむこともできます。
百均だと動物やキャラクター柄の洗濯ばさみがあるので、それらを使用するのも子どもの興味をひきます。
電卓・キッチンタイマー
電卓やキッチンタイマーなど押せるボタンがついているものも子どもは大好きです。
自転車のベル
音が鳴るため子どもの興味を引きますが、音が大きすぎると親の方が「もう鳴らさないで…」となる時がありますのでお気を付けください。

バネのストラップ
バネの伸び縮みも子どもの大好きな動きです。

色々なストラップ
ぬいぐるみやボア素材のストラップなど様々な素材のストラップが百均にはあり、それらもおすすめです。しかし、毛が長いものなど毛が抜けてしまう事もありますので強度などにはお気を付けください。
注意点
最初にも書きましたが、使う時には必ず目を離さないようにし子どもが玩具を口に入れないよう気をつけましょう。
1歳児はまだまだ色々なものを口に入れたい時期です。
もし口に入れたがったら、「ダメ!」と怒るのではなく、「お口に入れたいならこっちのおもちゃで遊ぼう」と子どもが口に入れても大丈夫な、基準をクリアしている正規の玩具を渡すようにししていってください。
また、絶対に使用しない方がいいものとして、誤飲してしまう大きさのマグネット、ボタン電池(ボタン電池をすぐ取り出せてしまう製品を含む)があります。
誤飲してしまったマグネット同士が腸壁を挟んでくっつくと、挟まれてしまった部分の腸が壊死し、穴が開いてしまうことがあります。
ボタン電池は、放電による化学火傷などにより胃や腸に穴が開いてしまう事故が発生しています。
ボタン電池は上記であげたキッチンタイマーなど音が鳴るものに入っている場合がありますので、使う際には必ずネジなど工具がないととり出せないものを使い、ボタンの出し入れする背面は有孔ボード側に接着させるなど、子どもが自力で取り出せないよう気をつけてください。
また、誤飲防止として、子どもが誤飲する可能性を調べられる誤飲チェッカーというものがあります。
https://www.jfpa.or.jp/sp/mother_child/prevent/002.html
手作りの玩具を使う際には是非利用してみてください。