絵本

3歳児におすすめの絵本『おおきなかぶ』

画像元:写真AC https://www.photo-ac.com/

『おおきなかぶ』は昔からある有名なお話ですので、絵本だけでなくペープサートやエプロンシアター、劇などでご覧になったことがある方も多いのではないでしょうか?
絵本としてはトルストイ文、佐藤忠良絵、内田莉莎子訳、福音館書店のものが一般的かと思います。
『おおきなかぶ』は、畑で大きく育ってしまったカブをおじいさんだけでは抜けず、どんどん手伝いを呼んでいくお話です。

3歳児の絵本はわかりやすいストーリーで自然と入り込めるものを選ぶ

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3歳児はまだ複雑な絵本は少し難しいですが、わかりやすいストーリーや自分と似た登場人物などには物語に入り込み、感情移入したりすることができます。
『おおきなかぶ』はカブを抜くという明確な目標と、どんどん同じように増えていく登場人物の展開がわかりやすく、3歳児の子どもにとっても入り込みやすいストーリーです。
「うんとこしょ どっこいしょ」と一緒に読む掛け声がどんどん力強く大きくなっていったり、カブが抜けた時に一緒に「やったー!」と喜ぶ三歳児の姿は本当に可愛く、同時にこんなにも物語を楽しめるようになったんだという成長を感じさせてくれます。

繰り返しのリズムで入り込む

上記にも記した通り、どんどん同じように増えていく登場人物の展開は子どもにとってわかりやすく入り込みやすい物です。
同時に、わかりやすいものというのは、子どもにとって安心を与えてくれます。
さらにそこに「うんとこしょ どっこいしょ」という台詞が繰り返し入ることで、一緒に自分も楽しんでいる気持ちになることができます。
音楽でよく言われる「リズムにのっている」という状態ですが、それは絵本にもあるのです。
絵本のリズムにのることで、子どもはとても絵本を楽しむことができます。

自分に似た登場人物の姿に入りこむ

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子どもは自分に似た登場人物や、良く知っている人に似た登場人物がいると、その絵本の物語の中に入り込みやすくなります。
『おおきなかぶ』にはおじいさんやおばあさんや孫娘や猫や犬などたくさんの登場人物がでてきます。
子どもはその中から自分に似た登場人物や、自分のお気に入りの登場人物を見つけて入り込みます。
どの登場人物に入り込んでいたのか知りたい時には、そのあとにおおきなかぶごっこをするとよくわかります。
「わたし猫の役がいい!」「僕はお爺さん!」と自分のやりたい役で大きなかぶごっこに参加してくれるからです。登場人物の多様性から、「僕も助けに来たよ!」と役というより自分そのままで参加する子もいます。それもまたとても楽しそうな参加の仕方だなと感じます。

思わず一緒にしたくなる動作で入り込む

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『おおきなかぶ』といえば、思わずやりたくなってしまうのが「うんとこしょ どっこいしょ」と大きなかぶを抜く動作です。
こうしたマネしやすい動作がある絵本は入り込みやすく、また絵本を読んだ後も真似をしてごっこ遊びになりやすく子どもの遊びを豊かにさせるのでおすすめです。
特に3歳児くらいになると、友達に興味を持ち一緒のイメージを持って遊びたくなりますが、まだま一緒のイメージを共有するというのが難しい年齢でもあります。
しかし、絵本にマネしやすい動作があることで、この絵本の真似をしようというイメージの共有ができ、友達と一緒に楽しく過ごすことができるようになってきます。

不思議さに入り込む

『おおきなかぶ』を根底から覆すような発言で申し訳ないのですが、カブは大人が一人、もしくは二人で抜けないほど大きくなるような植物ではありませんし、絵本の抜き方では葉っぱの方が先にちぎれてしまいそうです。
しかし、それを素直に楽しめてしまうのが3歳児のとても素敵なところです。
1,2歳児はまずそれが不思議かどうかすらわからない年齢ですが、3歳児は「なんか、変だぞ?」と思いながらも楽しむことできます。
ファンタジーの世界を楽しめるというのはとても素敵であり、大事なことです。これからどんどん広がっていくファンタジーの最初の楽しみを、3歳児のうちにたくさん感じておくことが大切です。

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